バーチャルオフィスでジャパンネット銀行の口座をなんとか開設

誰にでもはできないバーチャルオフィスで都市銀行に法人口座開設 - Startup Realityの通り、三菱東京UFJ銀行に口座を開きました。
しかし、三菱東京UFJ銀行のネットバンキングBizSTATION月2100円もして高いので、契約しておらず、振込をするときはいつもATMに行っていました。でも、意外とこれが面倒。

というわけでジャパンネット銀行にも口座を開いてみることにしましたよ。
さて、そこで再び問題になるのがバーチャルオフィスであること

バーチャルオフィスで口座開設する方法を探る

銀行の口座を開いた場合、最終的にキャッシュカードが送られてきますが、キャッシュカードは転送不可として送られてくるので、バーチャルオフィスがよく使っている郵便物転送サービスでは転送できません
登記簿謄本の住所じゃないところにもきっと送れるだろうと、ジャパンネット銀行に電話して聞いてみました。

私「登記簿謄本の住所と違うところに送ることはできませんか?」
ジャ「できません」
私「バーチャルオフィスを使用していて、キャッシュカードの転送ができないのですが、何か方法はありませんか?」
ジャ「バーチャルオフィスでの口座開設は受け付けておりません。
私「他の都市銀行でもう法人口座を開設しているのですが、だめですか?」
ジャ「当行の開設基準に基づいて判断しますので、他の銀行様のことは関係ありません。」
私「そうですか・・・ありがとうございました。」

実際はもっと丁寧な対応でしたが、覚えてないので、エッセンスを抜き出したらこんなぶっきらぼうになりました。担当の方すみません。
なお、細かいことを言うと、登記簿謄本の住所と現住所が異なる場合も、口座開設はできます。*1

んーだめかー。バーチャルオフィスはだめって断言されたなー。
でも、諦めきれないので、今度はバーチャルオフィスに相談。

私「転送不可の郵便を受け取る方法はありませんか?」
バ「不在者通知を転送して、それを郵便局に直接持っていくという方法がありますよ。

それだー!


追記(2011/06/04)
バーチャルオフィスで法人クレジットカードを作るために知っておくべきたったひとつのことに転送不可の郵便を受け取るもっと簡単な方法を書きました。

ジャパンネット銀行に口座開設申込

ものは試しだ。やってみよう。
というわけでジャパンネット銀行のサイトから口座開設申込の手続きをします。以下のような手順です。

  1. フォームに会社情報や代表者の情報を入力する。
  2. 上で入力した情報が記入済みの申込書のPDFをダウンロード出来る。
  3. PDFを印刷して印鑑を押して、必要書類と共に郵送する。

さて、ここでまた問題が発生。
フォームに会社情報を入力する際に、住所と電話番号を入力するのだが、電話番号の市外局番が住所と合ってないと先に進めない
仕方ないのでとりあえず両方自宅にして先に進む。
そして、印刷した後に二重線で消して印鑑押して、登記簿謄本の住所と携帯電話番号に書き換える。なんて怪しい作業・・・。まあ、送ってダメなら諦めようと思い、作業を続けた。

郵送して、しばらく待ちます・・・。

申込後

1週間くらいすると、「【重要】普通預金口座開設手続完了のお知らせ」というメールが届きます。
おー!審査通った。携帯電話番号でよかったらしい。

そして、さらに10日くらいするとバーチャルオフィスから不在者通知が届いたとの連絡。

不在者通知

ここからが未体験ゾーン。いや、今までもだが。
不在者通知を転送してもらってもいいが、心配だし、すぐ受け取りたいので、バーチャルオフィスの配送センターに直接取りに行くことに。
直接取りに行き、まあここは普通に不在者通知をもらう。

そして記載の郵便局に今から取りに行くと電話。
確か、印鑑、本人確認書類、この不在者通知自体が必要と書かれている。
しかし、その日印鑑は持ってきていなかった。電話で聞くとサインでも良いとのこと。
さらに会社宛の場合は、本人確認書類とは別に、会社とのつながりを示す何かが必要とのこと。でも、それは名刺でいいそうだ。

というわけで、郵便局に行って、免許証や名刺を見せて、いくつか書類に記入をすると、無事受け取ることができました。

実は不在者通知詐欺というのが横行しているそうですので、場合によっては念入りに調べられるかもしれません。

マンションの郵便受けから不在通知書を盗み取り、偽造した委任状とともに郵便局へ提示します。そして数々の貴重品やカードなどをだまし取るという事件。

引用元:詐欺の手口について/悪徳商法SOS

前もって電話して、免許証持って、名刺持って、自分の印鑑持って、可能なら社印も持って行くと確実だと思います。

最後に

「バーチャルオフィスは受け付けておりません」と言われておきながら、口座開いてしまいましたが、
真っ当な会社なので、口座停止とかしないでくださいね。ジャパンネット銀行

*1:詳しくはこちらの 「(1)法人の登記簿謄本記載の住所と現住所が異なる場合」をご覧ください。この補助資料が用意できれば問題ありません。バーチャルオフィスの場合はこの資料は用意できないでしょう。