MacにEclipse+PydevでGoogle App Engine for Pythonの開発環境を作ってHello Worldを動かす
うってかわって技術ネタです。というか作業メモです。
開発にエディタとGoogle App Engine SDK for Pythonしか使ってこなかったCrowyですが、会社でサービスすることになり、@hrendohがRedmineとSVN立ててくれたので、その辺と連携しやすいので、慣れているEclipseでCrowyも開発してみようかと思い立ちました。
Macbook AirにEclipse+PydevでGoogle App Engine for Pythonの開発環境を作ってHello Worldを動かすところまでやったので、手順をメモしておきます。
Google App Engine SDK for Pythonをインストール
http://code.google.com/intl/ja/appengine/downloads.html からダウンロードしてインストールしてください。
Python 2.5もインストールしてください。
この辺は元々入っていて、今回やってないので書きません。適当に入れてください。
Eclipseをダウンロードしてインストール
ここはみんな書いているのでいいです。http://www.eclipse.org/downloads/ から好きなのインストールしてください。
軽い方がいいし、Crowy開発にはJavaScriptとPythonしかいらないので、僕は「Eclipse IDE for JavaScript Web Developers」にしていみましたよ。これは初めてインストールする。
Pydevをインストール
[Help]-[Install New Software..]を開き、[Work with:]に"http://pydev.org/updates"と入力。
Pydevにチェックを入れて、[Next >]をクリック。指示に従ってインストール。
GAEのライブラリを展開しておく
Pydevでプロジェクトを作成するときにGAEのライブラリを要求されます。zipファイルに入っているので、解凍します。
$ cd /Applications/GoogleAppEngineLauncher.app/Contents/Resources/GoogleAppEngine-default.bundle/Contents/Resources $ unzip google_appengine.zip
GAEのライブラリ構成が最近変わって、1.4.2?からDjango 1.2をサポートするようになりましたが、まだPydevはこの構成に対応していないようです。
以下のように使用するDjangoのバージョンにエイリアスを切っておきましょう。これをやっておかないとプロジェクト作成のところでエラーが出ます。
$ cd /Applications/GoogleAppEngineLauncher.app/Contents/Resources/GoogleAppEngine-default.bundle/Contents/Resources/google_appengine/lib $ ln -s django_0_96/ django
Crowyはまだ0.96を使っています。変更しないと・・・
Google App Engineのプロジェクトを作る
[File]-[New]-[Project...]で[Pydev]-[Pydev Google App Engine Project]を選ぶ。
"Please configure an interpreter..."と表示されるので、そこをクリック。
[New]をクリックして、"/usr/bin/python"を追加。
[Grammer Version]を忘れず、"2.5"にする。
[Google App Engine Directory]に"/Applications/GoogleAppEngineLauncher.app/Contents/Resources/GoogleAppEngine-default.bundle/Contents/Resources/google_appengine"を指定する。
[Next]で、GAEのアプリケーションIDとテンプレートを選択します。"gae_hello"、"Hello Webapp World"を選択してみます。とりあえずローカルで動かすので、アプリケーションIDはなんでもいいです。
できました。
動作確認
動かしてみます。
Google App Engine Launcherを起動して、左下の[+]ボタンを押し、表示されたダイアログでApplication Directoryに先ほど作ったプロジェクトのsrcディレクトリを指定します。
私の場合は"/Users/a_kimura/Documents/eclipse/workspace/gae_hello/src"です。Application Nameは記述しなくてよいです。
で、Runを押します。アプリケーションIDの左に再生アイコンが表示されれば、正常に起動できたことになります。
"http://localhost:8080/"にアクセスすると、"Hello, webapp World!"と表示されます。ちゃんと動きました。ポートはアプリケーション追加で指定したポートです。8080ではないかもしれないので、注意してください。
初めて使うので便利かはわかりませんが、ちょっとこの環境でCrowyの開発を進めてみようと思います。